母校での健康講演会!(後半)
皆さん こんばんは! 不妊相談ひとすじ20年 宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
昨日の午後は、子供のころ毎日歩いて通った地元の母校「広瀬小学校」で50分間健康のお話をさせていただきました。
テーマを「早寝、早起き、朝ごはんと歯の健康について」ということでいただきましたので、元小児科医の真弓貞夫先生の本を紐解きながら纏めてお話させていただきました。
昨日は、早寝、早起きについてブログに書かせていただきましたので、今日は後半の「朝ごはんと歯の健康」についてお話したいと思います。
演題のテーマだけを見てみると、これを続けるといい事はすでに皆さんが分かっていることですので、
①なぜ、早寝、早起きをすると良いのか?
②早寝早起きをすると、どんないいことがあるのか?
という切り口からお話に入っていきました。
【熱心にお話を聴いて頂き、ありがとうございました!】
昨日、私がお話した内容の後半【朝ごはんと歯の健康】についてです。
平成30年度 第2回 広瀬小学校保健委員会 講演会
「早寝、早起き、朝ごはんと歯の健康について」
漢方の麗明堂 薬剤師 金丸幸市
◎なぜ、朝ごはんを食べなくてはいけないの?
理由① アメリカのアイオワ大学とスウェーデンの調査より・・・学習成績にも影響
アイオワ大学の調査によれば、朝食抜きで登校する子どもに比べて、朝食をきちんと食べた子どもたちのほうが学習成績もよく、授業を受ける態度もよいとのこと。
スウェーデンの調査でも、400キロカロリー以上の朝食をとって学校に来ている子どもと、400キロカロリー以下の朝食をとっている子どもとでは、前者のほうがはるかに学習成績が良いとの結果が出ています。
理由② 食後1時間から数時間にわたり、体温を高めてくれる(食べ物の特異動的作用)
理由③ フクロウ型(遅寝遅起き)からヒバリ型(早寝早起き)の子どもへ
フクロウ型(遅寝遅起き)の子どもは、目覚めてからかなり時間が経たないと体温が上昇しない → 脳の温度上昇が遅いので、学習面でも悪影響
→ 朝ごはんをしっかり食べると、どうなるのか?
健康で長生きの秘訣! 御木本幸吉さんの例
「朝食3、昼食2、朝食1」という割合で食事をとり、96歳の天寿を全うした。
→ 朝ごはんをしっかり食べるためのコツ
①お腹が空いているときほど、前菜を多く食べること → 朝空腹になりやすい
食べ物が胃にとどまる時間
・ごはん(100g)・・・2時間15分
・おかゆ(100g)・・・1時間45分
・大根 (100g)・・・2時間00分
・エビ天ぷら(100g)・・・4時間00分
・牛肉ステーキ(100g)・・・4時間15分
②早めの夕食を心がける 遅くなったときは野菜を多くして胃に負担をかけない
③マナーよく、ゆっくり味わって食べましょう!
◎なぜ、歯は大事なの?
理由 歯が丈夫でないと健康に生きていけないから (8020運動)
【昔】 ・・・ 歯が抜けて少なくなる → 食べられるものが少なくなる → 寿命が短くなる
→ 歯を強くするためのコツ
歯を支えるための土台(歯ぐき)を強くする
歯ぐきを引き締めるのは塩気の物が良い → うがいや歯磨きは塩を使う(砂糖は使わない)
逆に、甘い物を口に入れていると、歯ぐきをゆるめてしまうので要注意!
①甘い物(菓子パン、お菓子、ジュース) → 塩気の物(みそ汁、漬物など)
②やわらかい物(洋食中心) → 硬い物(豆、ごま、根菜類など和食中心)
→ 私たちの歯が教えてくれる健康な食べ方
門歯(前歯) 8本 : 犬歯(糸切り歯) 4本 : 臼歯(奥歯) 20本
( 野菜 2 : 肉・魚・卵 1 : 穀物 5 )
つまり、野菜の量は、(肉+魚+卵)×2=野菜 になるので、かなり多く摂らないと難しい
この割合で食べ続ければ、健康な細胞、健康な体がつくられます!
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