春の不調は、気・血のめぐりを良くすることが解消のカギ!
皆さん こんばんは! 不妊相談ひとすじ20年 宮崎市の漢方相談薬局・くすりの麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
春は気候が不安定なことから、心も体も不安定になりやすくなると言われています。
そこで、東洋医学から見る『春の不調の改善法』についてお話したいと思います。
東洋医学の陰陽五行説で読み解く「春の不調と肝、気・血の関係」
草木が芽吹き、冬眠していた動物たちも目覚め始める春。
人の体も同様に、暖かくなると新陳代謝が良くなります。
そのため、冬の間に身体に溜まった老廃物のせいで、ニキビや吹き出物の肌荒れがいつもより少しだけ現れやすくなります。また、春は新しいことが始まる季節でもあり、心もバランスを崩しがち。小さなことにもイライラしたり、落ち込みやすくなったりします。
そんな春の不調は、「気・血の巡りをよくする」ことが解消のカギとなります。
五行とは、万物を「木・火・土・金・水」の五つの要素に分類し、それらの関係を説いた理論です。この五つは、お互いに支配したりされたりして絶妙のバランスを保っています。五行の中には季節や方角、色、五臓(肝・心・脾・肺・腎)なども振り分けられており、生活の中に根づいている考え方です。「春」は「肝」と関連があり、ここでは季節ごとに影響の出やすい臓器とその注意点を示しています。
春は他の季節と比べ「肝」の機能が高ぶりやすく不安定になり、気が乱れて滞りやすくなります。気が滞ると地にも影響がおよび、血の巡りも乱れて悪くなってしまうのです。
気・血の巡りが悪くなると様々な不調を引き起こします。そういったことから、春は気・血の巡りを良くし、体調を整えることが大切といえるのです。
こんな症状ありませんか?
具体的に、気・血の乱れが原因で引き起こされる不調とはどのようなものでしょうか。次にあげたものが、その代表例です。当てはまる場合は、肝を養生するとともに、気・血の巡りを良くすることを心掛けましょう。
●イライラする、または落ち込みやすい
●肩こりが慢性的にある
●肌荒れ(ニキビ・吹き出物)やくすみが気になる
●傷跡やあざが残りやすい
●生理不順
●のぼせる
●めまいがある
春の養生
★冷たい物をとりすぎない
冷えは血の流れを滞らせる原因になります。春といっても朝夕の冷え込みもあり、体も冷えがちです。冷たい飲料を避けたり、サラダなら温野菜サラダにしたりと、温かいものをとるように心がけましょう。
★早起きは三文の徳
「春眠暁を覚えず」という言葉がありますが、朝寝坊はおすすめできません。春は日の出とともに陽気が動き始めます。「あと10分・・・」と思う気持ちをぐっとこらえて、早起きを心掛けてみましょう。
★香味野菜を上手に使って、気を巡らす
春菊や三つ葉、せり、新たまねぎ、大葉などは、「気」の巡りを良くしてくれます。気持ちが何となくスッキリしないという時などに取り入れてみてはいかがでしょうか?
★適度な運動で血を巡らせて
とくに、生理痛や下半身の冷えが気になる方はウオーキングで骨盤周りの血行を促しましょう。通勤時に一駅分歩いてみてはいかがでしょうか?
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