ビューティーアップ講座②

公開日：2019年02月22日カテゴリー：ブログ, 人のからだについて, 健康のお話

　皆さん　こんにちは！　不妊相談ひとすじ２０年　宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー　薬剤師の金丸です。

　昨日から、久しぶりに研修で千葉に来ています。

朝から夜遅くまで研修のスケジュールでびっしりですが、心が洗われるようでとても勉強になっています。

　さて、今日は山村慎一郎さんのビューティーアップ講座の２回目です。

山村慎一郎氏　

自然療法やマクロビオティック食事指導者として著名な大森英櫻氏や久司道夫氏、山西みな子氏などから、食養や自然療法の基礎を学ぶ。
1999年、アメリカのクシインスティチュートで本格的に望診法に出合いKushiInstitute MCT 修了。帰国後、望診法をベースにした食事指導や、望診法の講座を始める。2008年に株式会社ゴーシュ研究所を設立。現在、全国の望診法講座で講師として活躍し、食事療法や半断食合宿の指導なども行っている。
「食べたもので身体は作られている」という考えのもと、望診法を元に、食養や、マクロビオティックの視点だけではなく、西洋医学や栄養学、漢方の視点も取り入れた食事指導法で臨床例も数多く、またたくさんの望診法指導士も輩出している。

◎冷えは舌の苔や歯形で判断　生姜とネギで血流を改善

体の冷えが分かるのは舌です。舌の苔が白く厚ければ厚いほど冷えが強いことを示しています。体内の水分の流れが良くないのです。

この対策で代表的な食べ物は生姜とネギです。毎日毎晩に食べると体の冷えが取れてきて、2週間ほどで舌の色が通常に戻ってきます。

また、歯形がついている舌は体に水がたまっていることを示しています。体の冷えは水分の滞りが原因していたんですね。せっかく良い食事をしていても、血流の流れが良くなければ栄養が肌まで届きません。冷えた体ではお腹やお尻、内臓についた脂肪がちっとも燃えないということになります。

また油脂や糖分が多すぎると、肌がくすんだり、荒れてカサカサになりやすく、シミ・シワの原因にもなるのでご用心。そうそう、運動も忘れずに！

生姜やネギは水や血流の流れを良くして、体の中にある冷えを汗として外に出す働きがあります。三年番茶や紅茶にしょうが汁をたらし、蜂蜜を少し加えるととても温まります。シモヤケができる方は、生姜の汁やハーブをたらして手湯や足湯をします。そのあとに生姜湯でマッサージすると、とても効果があります。

◎肉食の拡大とともに冷やす生野菜・果物食も拡大

現代は健康ブームと言われます。なぜ「健康、健康」といわれるかというと、多くの方が不健康になっている時代でもあるということです。その中で注目されているのが「デザイナーズフーズ」です。

ニンニク・人参・キャベツ・トマト・ナス・玉ねぎ・ジャガイモなどは肉のつけ合わせにぴったりの食材です。細かく言うと、ほかにオレンジなどのフルーツ類、バジルやオレガノなどのハーブ類があります。抗酸化作用があり、がんの予防にもなると言われますが、ご存じのようにアメリカをはじめとするドイツやフランスなどの先進国では肉食が中心です。

肉は主に北の寒いところで食べられてきました。それは体を温めるからです。中国医学の古典「皇帝内経素問（こうていだいけいそもん）」には、「肉や塩分の多いものを多食すると血が粘り、腹中に腫物（がん）ができやすい」とあります。2500年前の本です。

今や北方だけでなく世界の先進国でも肉食が増えてきて、生活習慣病、その中でも「がん」の増加が大きな問題になっていますね。このような事情で、先に述べたような肉のつけ合わせにぴったりの食材がもてはやさるようになったわけです。

生野菜食、果物食んどそのほとんどが腹中の熱を冷ます、つまり体を冷やす食べ物です。

≪続きはまた明日≫

マクロビオティックマガジン「musubi　2月号より」

www.macrobiotic.gr.jp

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