この映画を作る想い① 入江富美子監督

公開日：2018年08月22日カテゴリー：ブログ, 素晴らしいお話

　皆さん　こんにちは！　不妊相談ひとすじ２０年　宮崎市の漢方相談薬局・くすりの麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー　薬剤師の金丸です。

　　　　映画監督：入江富美子さん

「宇宙に感謝の量を増やしたい、、」その思いでドキュメンタリー「1/4の奇跡～本当のことだから～」を制作。世界中にメッセージを届けようと各地で上映が開催され、講演などでも活動している。映画の軌跡（奇跡）とも言える制作秘話を描いた本「1/4の奇跡～もう一つの本当のこと～」が三五館より出版されている。≪作品紹介≫「1/4の奇跡～本当のことだから～」　　【養護学校教諭　山元加津子と出会う子ども達やその周りにいる人々との心温まるつながり。人はなぜ完全ではないのか？宇宙はなぜ完全ではないのか？今解き明かされていく、いのちの神秘を描くドキュメンタリー】ドキュメンタリー映画：約102分　　　（主な出演者）・山元加津子・阪根博・村上和雄・昇幹夫　　　（制作）　ひとさじの砂糖ムーブメント、E・Eプロジェクト・（配給）　ハートオブミラクル　　　　　　　　　　　　　　　詳しくはホームページをご覧ください　⇒ www/yonbunnoichi.net

この作品を作る想い

　私は、昔から好奇心旺盛で、いろんなことにチャレンジすることが大好きでした。いろんなビジョン（目標）を作っては、それに向かって進んでいる時が一番楽しいのです。

ところが、そのビジョンを達成してもいつも、自分には何かが欠けている気がしたり、まだまだ頑張らないといけない気がして満足できないでいました。そんな時、もうビジョンを生きても幸せにはなれないんじゃないか？そう感じた私は、「ビジョン（目標）ではなく、ミッション（天命・使命）を生きたい！」そう願い、本気で毎日祈り続けました。そんなある日、奇跡はおきました。

私は、突然、自己否定の感情と共に、そのきっかけとなった子ども時代のトラウマを思い出したのです。それは、私が6歳の時でした。

朝、人の気配で目を覚ますと私の隣で父が心臓麻痺で亡くなっていたのです。目の前に並ぶ救急隊員の、「あと、5分早かったら・・・」という言葉が私の心に入ってきました。「私が助けられたかもしれない」「私がなにか間違ってしまったのかもしれない」そう思った私は、「また自分は何かを間違うのではないか？」といつも不安で、いつしかそんな自分自身を受け入れらなくなっていました。明るく活発な外見とは違い、心の中はいつも自分で自分を責めていました。また、周りの大人にも、本当の私の気持ちを分かってほしいという思いがあるので、どれほど愛されても何をしてもらっても満たされない思いがありました。自分を否定している私は、人への感謝さえできずにいたのです。

心の中は、その時の苦しみや淋しさ、恨みつらみでいっぱいになっていました。「良い人として生きたい」と思ってきたけれど、こんな心を持っている私。「これが私なんだ」と不思議だけれど、懐かしくもあり、ほっとしました。そう感じた私は、そのとき初めて観念し、自分をそのまま受け入れて生きていこうと自分にこう言いました。

「お父さんが隣で死んで怖かったね。感謝できなくていいよ。感謝のできない、この私のままで生きていこう。この私だからできることをしていこう、私ならではの人生にしていこう」と自然に心の底からそう思えました。その時、驚くことがおきたのです。突然お腹の底から「ありがとう～」という言葉があふれてきたのです。さっきまでは、子供時代を振り返ると、「ああしてほしかった、こうしてほしかった。」という思いばかりだったのに、そのとたん、過去の出来事の中に、してもらった数々のことを発見し、あんなこともしてくれた、こんなこともしてくれたと、感謝の想いでいっぱいになりました。一瞬で、不幸な自分が幸せな自分に変わっていたのです。

「感謝はするものではなく、溢れてくるものなんだ」その驚きとともに、私に繋がるすべてのものやことや人、すべてを肯定したように感じました。私自身がすべてと繋がったように感じました。自分を否定している間は、自分に繋がるすべてを否定していると気づいたのです。自分を受け入れるということは、自分に繋がるすべてを受け入れるということ。そして、自分を受け入れたとき、自分を産んでくれた親、祖先、宇宙、自分に繋がるすべてのものへと、感謝が拡がっていきました。

≪この続きは、また後日・・・≫

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