「甘える勇気を」 心に残る話 ベストセレクション
皆さん おはようございます! 不妊相談ひとすじ20年 宮崎市の漢方相談薬局・くすりの麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
今日も、昨日に続いて、心に残る素敵なお話をご紹介したいと思います。
今日のテーマは、「甘える勇気を」です。
何げなく過ぎていく日々の中に、心が温まったり、感動して心が揺れ動いた瞬間はありませんか?そういう瞬間は「記憶」ではなく「心」に残っていくものです。
これからご紹介するお話は、モラロジー研究所発行の月刊誌『れいろう』に掲載された『心に残る話』です。
「甘える勇気を」 「れいろう」誌 平成25年5月号掲載
二十数年前、登校・就職拒否をきっかけに自宅に閉じこもる若者たちを家庭訪問しながら、その心を「引きこもり」と名付けて問題提起してみました。
人と「ふれあいたいのにふれあえない」というコミュニケーション不全の悩みです。つまり仲間集団の中で自分の存在を漂わすことができず引きこもるのです。だから‟いい人”になる事でかろうじて集団の中に身を置いている子もいましたが、心は引きこもっています。
傷つくリスクを背負って人とかかわることが「辛く」、立ち居振るまいのTPOが「分からない」と呻吟しました。聞けば学齢期から経済的豊かさの中で「けんかしても仲直りできる」という群れの経験が希薄でした。人間関係が当たり前に身につく時代から、「学ぶ」「人工的につくる」時代に変わっていたのです。
大卒・離職・無就労となった、ある若者の相談室での心に残るつぶやきがあります。
「中学で人間関係の複雑さに襲われた僕は勉強という〝安全地帯″に逃げ込んだ。そして就職したら仕事中よりも休憩時間が恐かった」
目的を定めない世間話、やりとりへの恐怖感はそのまま孤独な身を選ぶことになったのです。バーチャルな世界に心の寂しさを埋め合わせするIT社会にあって「引きこもり」の悩みは不登校、セクハラ、ストーカーという形となり、世代を超えて社会病理ともなっています。
そして今、自分が困った時に強がらないで人に素直に〝甘えることができない″というコミュニケーション不全の訴えをする人が、高齢者も含め相談に訪れるようになりました。
「人の弱音は聞けても自分の弱点や弱音は吐けません。人を信じきれないのです」
これはある団塊ジュニアの父親の言葉です。甘えるには相手を信じる勇気の学びが必要だったのです。
この50数年間に、私たちは人と手間をかけてせめぎ合って、折り合って、お互いさまのライブな人間関係づくりを合理的に手抜きをしてきたのではないでしょうか。そこで私は、日常生活に根ざしたカウンセリングの大衆化を目ざして、人とつながる手立てを相談に訪れる人々と模索している日々です。
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私が先月、パソコンから24時間いつでも聞けるインターネットラジオで、『人を温かく励ます 春風のような言葉』についてお話しています。ぜひ、お聴き下さいね!
http://www.omoraji.com/reimei.shtml
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