「心のヘルスケア」人はなぜ悩むのか⑤ 武藤清栄氏講演より
皆さん こんにちは! 不妊相談ひとすじ20年 宮崎市の漢方相談薬局・くすりの麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
昨日から、研修で千葉に来ています。
今回私が受けている研修は、私が今の自分を形作るために一番大切にしてきた学びであり、私の心のバックボーンとなっているものです。薬剤師の後輩と息子を連れて学びに来ています。
実は今から約10年前に、ここのカウンセラー研修で、武藤清栄先生と出会い、学ばせていただきました。
そのときに、自分を律して「こうあるべきだ!」の考えが強かった私が、武藤先生の講義を聞きながら「こう考えてもいいんだー」と心が軽くなったことを昨日のことのように覚えています。
私が師として学んだカウンセラーの一人、武藤清栄先生のお話「人はなぜ悩むのか 第5話(最終話)」をご紹介させていただきます。
東京メンタルヘルス所長
武藤清栄さん
昭和26(1951)年、秋田県生まれ。国立公衆衛生院(現国立保健医療学院)衛星教育学科卒業(専攻は健康教育・メンタルヘルス)。精神科での心理療法担当を経て、60年、東京メンタルヘルス・アカデミー(現東京メンタルヘルス㈱)を設立。現在、東京メンタルヘルス所長、モラロジー研究所特任教授、関東心理相談員会会長、日本精神保健社会学副会長等多数。主な著書は『雑談力』(明日香出版)、『職場のメンタルヘルスQ&A』(日本法令)、『マンガでやさしくわかるメンタルヘルス』(日本能率協会マネジメントセンター)、他多数。
心のヘルスケア
この講演の副題である「心のヘルスケア」とは、自分の心の健康を理解し、確保することです。
今、ここにメンタルヘルスリスク特性チェックリストというものがあります。
これには、心の健康状態をとらえる意味で、非常に重要なポイントとなる質問があります。20の質問がありますが、大体で結構ですので、どちらかに○をして、点数の合計を出してみてください。
解説しますと、合計が12点以上あるという方は自己を理解するためにカウンセリングを受けたほうがいいです。そうすると、人間の器が大きくなり、柔軟になっていきます。
人間の心の健康を決めるものの1つは遺伝体質です。
それから、どんな環境で育ったか。どんなコミュニケーションの中で育ったか。あるいは、どういう支援を受けてきたかというものです。そのうえで、性格や気質がつくられていきます。このリストにある質問は、ほとんど性格や気質にかかわるものです。
特に、1番から6番辺りまでは、自分というものに関してかなり重要な質問になっています。
私はお漏らしの出来事で自信をなくしました。
自分が何者なのかよくわからなくなり、どうしたらいいのかもわからなくなりました。それでずいぶん悩みました。
心の健康を害するとは、こういったノイローゼから始まるものです。
それは悩みやストレスを感じさせるものに関して神経を使うからです。なぜ神経を使うのかというと心配だからです。
人間には、間違いたくない、よく見られたい、よく見せたい、という気持ちがあるものです。心の健康を理解し、確保するとは、そうやって自分を心配している姿でもありますが、神経質になっている自分もいることを認めたときにありのままの自分に気づくものです。
人は誰しも日常の些細な悩みやストレス、あるいは心の傷を抱えながら生きています。
そういった現状から目を背けず、自分にも他人にも素直に向き合ってみてください。そうすれば、自分で自分の心を理解し、コントロールが可能になります。これが確保です。
また、他人とのコミュニケーションを通してお互いの心を共有することで悩みも軽減されます。
さらに、自分の悩みを許し、認められるようになれば生きづらさも克服できるでしょう。同時に、生きる自信もわいてきます。(完)
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