無事、アメリカに到着! 子供が幸せになる育て方②
皆さん こんにちは! 不妊相談ひとすじ20年 宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
“旅にトラブルは付きもの”と言われますが、なぜか私の場合は珍道中が多いです。
今回は、朝の時点で羽田からアメリカのミネアポリス行きの飛行機が、約4時間遅れるという連絡がありました。
最終目的地がミネアポリスであれば、遅れても安全に運んでいただけたらそれでいいのですが、今回の心理学の研修の最寄りの空港はオーランドだったのです。ミネアポリスでの乗り換え時間を見てみますと、幸い5時間ありましたので差し引き1時間あってホッとしましたが、結論から言いますと・・・ 空港内を走って走って本当にギリギリで間に合いました。
ミネアポリスで係員さんに何度も時間がないので大丈夫ですか?と尋ねますが、その返答は「ノー、プロブレム(心配しなくてもいい)」なんですね~ でも、実際は危なかった訳ですから、気持ちは複雑です。
お土地柄というのもあるでしょうし、今回は心理学で研修に来ているのですから、これは何の学びなのかに気付いて、解決して帰りたいと思います。
まずは、無事に着いて良かったです。
さて、今日は昨日に引き続き石橋富知子さんのお話の第2話「土台作りで子どもは変わる」です。
【羽田空港にて・・・】
NPO法人 人の土台づくり 理事長
石橋富知子
昭和15年、福岡県生まれ。2児の子育てをしながら保育士資格を取得。49年、福岡市城南区に仁愛保育園を開設。平成30年、立腰教育の普及を目指すNPO法人『人の土台づくり』を発会、理事長に就任。NPO法人『人の土台づくり―森信三の立腰教育』
土台づくりで子供は変わる
『あなたの我を抜きなさい』
記者―こうした独自の教育を自身の保育園で始められたのは、どんなきっかけからですか。
石橋さん―園を始めた当初は「立腰」も「躾の三原則」もなく、目の前の園児たちにどう対応するかと、毎日が手探りでした。時代は高度経済成長の反動で、所得格差が大きくなり、0歳児を預けても働きに出ようという母親が増えつつあるころです。当時は乳児から預かる園が珍しく、新聞に取り上げられたのをきっかけに申し込みが押し寄せました。
朝になると、お母さんに送られて、たくさんの園児がやってきます。ただ集合させようと指示をだしても振り回され、保育士と駆け回る毎日でした。そんな状態ですから、躾をしようにも効果が上がりません。自分の力不足を嫌というほど思い知らされて、〝もう園をやめよう″とまで思い詰めました。そうして悩んで故郷の熊本に帰ったときに、運命の出会いがあったんです。
「これ、もらったけん、読まん?」そう言って石橋の父が手渡してくれたのが、後に生涯の師となる森信三先生の『一つ一つの小石を積んで』という小冊子です。福岡に帰る列車の中で読み、全身に電流が走るようなショックを受けました。〝こんな方が日本におられたんだ″という驚きですね。もう一回、頑張ってみよう。そんな希望が湧きました。
その冊子に『立腰』のことも「躾の三原則」のことも書かれてありました。ただ一度に全部はできません。そこで当時いた十名の保育士分の冊子を取り寄せ、「とにかく気づいたことから、実践してみて」と配ったんです。同時に私も〝できることから″と思い、毎朝、園の門の前で挨拶をし始めました。
やがて、各クラスから「お昼寝明けに立腰させたら、落ち着きが出た」とか「お食事の時にうろうろしなくなった」など効果を実感した声が上がり始めたので、本格的に取り組み始めました。
記者―その冊子には、保育園で実践する際の手順なども詳しく書かれていたのですか。
石橋さん―いえ、冊子は森先生の理論や原則論がほとんどで、そこまではなかったのです。ですから「立腰は何歳児からできるか」など実際の教育方法はすべて手探りでした。職員会議のたび、みんなで発見したことや改善すべきことの話し合いです。そうやって、まさに小石を積むように、みんなでつくってきました。
そのころ、私は〝火の玉園長″と言われていたんです。「立腰!」「腰骨!」と燃える思いで話していたからですね(笑)みんな内心は〝また同じこと言いいよる″と思っていたのかもしれませんけれど、それでも実践が続いたのは、確実に子供たちが変わるからですね。なぜ成果が上がるかといえば、森信三先生の理論が人間形成に必要な心理であり、礎石をつくる大道だからです。これしかないと思います。
記者―森先生と直接、会われたことは?
石橋さん―先生は平成4年に97歳で亡くなられましたが、その晩年に5回、九州に来られ、その都度、我が家に逗留されました。
最初の出会いは、森先生の講演に参加した際、会場の席に座った私の前にパッと先生が来られて、ひと言「石橋さんですか、あなたの〝我″を抜きなさい」と、それだけ言われたんです。一瞬で、私という人間を見抜かれたんでしょうね。講演会後、肩を落として帰ろうとする私に、先生が「石橋さん、九州に行く時があれば、お寄りしますよ」と言ってくださいました。
その後、本当に連絡をくださり、最初は恐縮して「ホテルをお取りしましょう」と申し上げたところ「あなたの家に泊まりたいのです」と。今思えば、ご自分のありのままの一挙手一投足を私に見せて、我を抜くとはどういうことか、伝えようとされたんでしょうね。先生の情愛の深さを思うと、今も涙が出ます。
≪続きは、また次回に・・・≫
心の生涯学習誌 れいろう7月号より
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