「幸せの条件③」

 皆さん こんにちは! 不妊相談ひとすじ20年 宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。

 

薬師寺副執事長 大谷鉄奘(おおたにてつじょう)

昭和38年、東京都江東区生まれ。実家は同区の重願寺(浄土宗)。芝学園高校在校中に薬師寺の髙田好胤和上たかだこういんに師事、17歳で薬師寺入寺。龍谷大学大学院修士課程修了。平成11年から「心を耕そう」をスローガンに全国各地で法話行脚を開始。平成15年に薬師寺執事、平成29年に同副執事長に就任。平成28年から龍谷大学非常勤講師を務める。

 

『聴話』

我の強い人は「人の話を聞かない」。そして、人の話を聞かない人は、「孤立」します。だったら逆に、人の話をよく聞けばいいとなるわけです。相手の話をよく聞くときに使うのは「聴く」です。その「聴く」に「話」という字をつけると「聴話」になります。これが⑫に入る言葉です。⑪の「調和」と⑫の「聴話」は読みは同じですが字が違います。私たちはどうしたら仲良しが調うのでしょうか。その答えは、相手の話をよく聴くことに始まるのです。

この「聴話」は、残念ながら『国語辞典』には載っていません。しかし、調べていくうちに、この「聴話」に「器」という字をつけた「聴話器」という言葉があることが分かりました。今でいう補聴器のことを昔は聴話器と言っていたようです。

今日、私は皆さんに、薬師寺はお寺なのに墓を持たず、お坊さんは葬儀をしないお寺だといった時に、〝へえー”という顔をした人がずいぶんいました。それは、皆さんに、お寺というのは葬儀をするところだという思い込みがあるからです。しかし、私の話を聞かれて〝なるほど”という新しい「経験①」をしました。この新たな経験が大切なのです。

もう一度、図をご覧ください。⑪の「調和」から⑫の「聴話」を通って①に戻ってきます。巡回しているのが「心のしくみ」なのです。

人生の教科書〝お経”

私、長いこと僧職にありますが、今年の正月で40年になりました。薬師寺の境内を歩いている人を見ますと、その人が具合が悪そうとか調子がよさそうということが分かるようになってまいりました。ただ、具合の悪そうな人は体が悪くてしんどいのか、心がしんどいのかまでは分かりません。病院に行きますと、お医者さんの第一声は、「どうしました?」です。どんなに修行しても人の心の中が読めるものではありません。そのときは、やはり「どうしました?」というように会話をして相手の話を聞くようにします。

やはり、私たちは、人間関係がうまくいっていると「幸せだ」と思うものです。人間関係が悪いとつらいものです。私たちには「あなたと私」という人間関係がありますが、もう一つ人生の中で一番大切な、〝私と私”という関係があります。そのことをこれから勉強しましょう。「薬師寺」は人生の学校ですが、お寺に入学すると教科書をくれます。その教科書のことをお経といいます。私たちはみんな迷いをもって生きているのです。では、人生の80年、90年を生きてきた人に迷いがないかというと、死ぬその瞬間までみんな迷いがあるのです。その迷ってばかりいる私たちが幸せになれるようにと説かれている人生のガイドブックがお経だといってよいでしょう。

『よっぽどの縁ですね』

私たちは、人と人との間で生きていきます。そのとき、人と人との出会いのことをお経の世界では「縁」といいます。皆さんはよく、この上に良とか悪とかつけたがりますが、良縁、悪縁という言葉は経典には出てきません。これは俗語です。この出会いの上に、良いとか悪いとか、好きとか嫌いとかの価値観をつけている間は、本当の意味で、縁をつかんだり縁を育てることはできません。

私は、良縁、悪縁を超えて、縁をつかめるのだろうかと思い、一生懸命お経を読んでいるとき、ある言葉に出会いました。素晴らしい言葉でした。私、生まれて初めてお経を読んで泣いたのです。本日は、その言葉自体には触れませんが、私はこの言葉は、おそらく世界平和の言葉だろうと思っています。私は、その言葉を分かりやすく「よっぽどの縁」という言葉に訳しました。よっぽどの縁がなかったら、同じ屋根の下で夫婦とか家族という関係にはなりません。よっぽどの縁がなかったら、同じ屋根の下で、同級生や同僚だとは言わない。そして、よっぽどの縁がなかったら、今日、私たちは、この時間、この空間を、こうして過ごすことはありません。皆さんは、たまたまこのような学びの会があって、私はたまたま講師に選ばれて、朝早く奈良を出て、車とバス、そして飛行機、車を乗り継いで福島まで来ました。今日は台風もなかった、地震もなかった、何も邪魔するものがなかったから、私はここに立てているのです。皆さんも同じです。今は、何げなく座っておられますが、何も邪魔をする作用が働かなかっただけのことです。

もしかしたら、今日、この回をものすごく楽しみにしていた人が、靴を履いたとたんに電話が鳴って来られなかった人がいないとは限りません。簡単に車で来た、電車で来たといいがちですが、その車だって、電車だって、作ってくれた人がいます。道路だって工事をしてくれた人、電車のレールだって敷いてくれた人がいるのです。

そう考えますと、私たちは、たまたまでも偶然でもなく生かされていることが分かってきます。この頭では理解できないような「はたらき」が整って、私たちは出会っているのです。それを私は、「よっぽどの縁」と言っています。今、お隣の人と向き合った時に、知った人も知らない人もあったと思いますが、「よっぽどの縁」と言われたとき、この会場内は、皆さんの笑顔と笑い声で溢れました。相手が自分を受け入れて、自分が相手を受け入れたからなのです。

皆さん、ご起立ください。終わりの挨拶をしましょう。では、胸の前で手を合わせます。世界各地では紛争が起きる中、日本各地では災害が起きる中、今日、私たちは目に見えないたくさんのおかげさまと平和をいただいて、こうして学びの場があたえられたことを、お互いに感謝させていただきましょう。

ありがとうございました。

≪完結≫

モラロジー研究所 所報 6月号より

平成31年2月22日、東日本生涯学習センターで行われた「特別講和」の要旨

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