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流産とうつの関係

公開日:2002年11月28日 カテゴリー:薬や病気の話

「流産とうつの関係」について、本日付の宮崎日日新聞に掲載された内容を紹介します。
≪流産とうつ関係か≫  ~免疫が胎児を攻撃~
原因不明の流産の経験がある女性のうち、気分のふさぎや疲労、不眠などのうつ状態を訴える人は、3回以上の流産を繰り返す習慣性流産になる可能性が高いことが、11月27日までの名古屋市立大産婦人科の杉浦助教授と同大精神科などの調査で分かった。
(中略)
杉浦助教授らは本来は異物である胎児を守る妊娠時特有の生体バランスがうつ状態によって崩れる結果、体の免疫機構が胎児を攻撃するため、流産につながると考えている。
(中略)
杉浦助教授らは、原因不明で2回の流産経験がある女性61人(平均年齢30歳)を対象に、不安やうつ、妄想性、強迫症状、協調性、外向性など精神症状や性格を調べる3種類のアンケートを実施した。
その後、このうちの45人が妊娠し、35人が出産、10人は妊娠3ヵ月以内に流産した。45人の回答を統計学的に分析した結果、流産した10人はうつ症状を強く訴えていた事が分かった。
との記事がありました。
一般に初回の妊娠では、妊婦さんの15%が流産すると言われています。定義では流産を繰り返す場合、2回以上は反復流産、3回以上を習慣性流産と言い、妊娠初期の場合は子宮や染色体の異常の他 糖尿病などの疾患の影響や胎児攻撃性の自己抗体の関与など、又妊娠中期に繰り返す場合は子宮などの異常によるものが多いとされていますが、殆どの原因についてはまだ分からない部分が多いようです。
今まで、流産の直接的な原因が精神的なものと西洋医学ではあまり理由とされにくい傾向にありましたが、東洋医学では精神作用(自律神経の乱れ)とホルモンのバランスとは切っても切り離せない関係にあると古書にも書いてあります。特に初めての妊娠となると不安が付き物ですが、こと妊娠中に関しては抗うつ薬や安定剤を飲んだ時の安全性が気がかりです。こんな時には、是非一度薬剤師の私までお気軽にご相談下さいませ。

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