昔からの佐土原の教え 『いろは口説き』
皆さん こんばんは! 不妊相談ひとすじ20年 宮崎市の漢方相談薬局・くすりの麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
私の故郷 地元宮崎市の佐土原町に、今年の2月1日にオープンした城の駅 『佐土原いろは館』を皆さんはご存知でしょうか?
なぜ、いろは館なのか?と言いますと、佐土原生まれの偉人古月禅師が作られた『いろは口説き』に因んでこう名付けられたそうです。
古月禅師は、「東に白隠・西に古月」と称された名僧で、寛文7(1667)年9月12日に佐土原領内佐賀利に生まれました。姓は金丸氏(私と同じなんです!)。各地で修業を重ね、宝永元(1704)年5代藩主惟久に請われて大光寺42世の住職になりました。
禅師は行学兼備の高僧として知られ、駿河国松蔭寺の白隠とともに禅宗再興の双璧といわれました。85歳でこの世を去った古月禅師は桃園天皇より「本妙広鑑禅師」の称号を賜りました。
その古月禅師が説いた人生訓「いろは口説き」は現在も盆踊り歌として親しまれ、佐土原町内の小学校の運動会では、今でも子供たちが全校を挙げて小竹を叩きながら踊っています。
とても為になるいろは口説きですので、ご紹介したいと思います。
い・・・幼けなきをば愛して通せ
ろ・・・老は敬い無礼をするな
は・・・腹が立っても過言は言うな
に・・・憎しみ受くるも我が心から
ほ・・・ほめてもらえど高慢するな
へ・・・隔てなきをば遠慮に思え
と・・・隣近所に不通をするな
ち・・・近きなかにもまた垣をせよ
り・・・理屈あるとも皆まで言うな
ぬ・・・主によりては大事なことよ
る・・・流浪人をば哀れみとおせ
を・・・終わり果てねばわが身も知れぬ
わ・・・若き間はその道みちの
か・・・家業大事と浮世を守れ
よ・・・善きもあしきも人事言うな
た・・・たとえ貴きもまた卑しきも
れ・・・礼儀正しく浮世を渡れ
そ・・・粗略者じゃといわれぬように
つ・・・常に身持ちは大事のことよ
ね・・・寝ても覚めてもただ正直に
な・・・なにがないとて世を恨みるな
ら・・・楽な身過ぎは一人もないぞ
む・・・報い報いに貧富はあるよ
う・・・恨み合うなよこの世のことを
い・・・今の難儀を思わばなおも
の・・・後の世がまた大事とさとれ
お・・・親へあてつけ不幸をするな
く・・・国のおきては大事に守れ
や・・・役をするなら正路にさばけ
ま・・・眼をかすめて貧欲するな
け・・・剣の地獄へこの世で落つる
ふ・・・不実落ち度のそのあるときは
こ・・・ここには日ごろの恨みがござる
え・・・栄耀する身は苦をみるもとよ
て・・・手前善いとて権威を出すな
あ・・・悪しき事なら必ずよけよ
さ・・・酒を喫らば内輪にあがれ
き・・・聞いて嗜め浮世の事よ
ゆ・・・油断するのは落ち度のもとよ
め・・・滅多無性に貧欲すれば
み・・・店を滅ぼし人滅ぼすよ
し・・・知らぬ事なら大事と思え
ゑ・・・選ばざりける諸芸の道を
ひ・・・日ごろ心を尽くして習え
も・・・文字を書かねば愚鈍なものよ
せ・・・世間知らねば浮世も知れぬ
す・・・素直に心を用いて習え
いよいよ明日は、くすりの麗明堂最大の行事 第21回謝恩講演会を行います。100名を超えるお申込みをいただき、嬉しく感謝しています。この講演会のために、県外は福岡、熊本、鹿児島からもお越しいただく予定です。
今日は午前中まで雨でしたが、明日は晴れの予報です。ご参加の皆様、どうぞ気を付けてお越しくださいませ。
私が今月パソコンから24時間いつでも聞けるインターネットラジオで、 『気をつけたい育て方』についてお話しています。よかったらお聴き下さいね!
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