感動!すばらしき母親の物語
皆さん こんにちは! 不妊相談ひとすじ20年 宮崎市の漢方相談薬局・くすりの麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
今日は、久しぶりに、暖かく気持ちのよい朝を迎えました。
7年前の3月11日は、東日本大震災の起きた日です。
今日は、朝礼での国旗掲揚で、半旗を揚げて弔意を示しました。
千葉での研修もいよいよ最終日。
昨日の講義の中で、あるお母さんのお話を聞いてとても素晴らしいと感動しましたので、今日はそのお話をご紹介したいと思います。
「あなたは、してはいけないことをしたのよ」
東京の新宿駅。郊外へ向かう私鉄でのことです。
少し人の混み始めた夕刻5時前。
折り返し始発電車を各三列の整列列車で待っているところへ、電車が入ってきました。
前から4番目に並んでいた私は、いつもの通り電車が止まる前から、もう後ろから押され気味です。そして、ドアが開いて最前列の人から乗車し始めたと思うと、私のすぐ後ろに母親と一緒に並んでいた男の子が、列を乱して車内へ駆け込みました。
小学2、3年生くらいの子です。
私は、この順番であれば十分に掛けられると思っていました。ところが乗り込んでみると、もう満席です。
ふと見ると、男の子もドア近くに席をとっています。そして、やがて姿を見せた母親へ声を掛けました。
「お母さん、ここ、ここ、お母さん」
男の子は、母親のために席をとっていたのです。母親がそばへ来るのを待って、自分は席を立ちました。
ところが、全く思いがけない、母親の姿を見ることになりました。
母親は、男の子の声には応じないまま、すぐ横に立っておられた初老の女性へ、静かに・・・
「どうぞ、お掛けくださいませ、どうぞ」
男の子は、腑に落ちない、けげんな顔です。
やがて母親は、男の子へ声を抑えて、それでもはっきり言いました。
「あなたは、皆さんが並んで電車を待っておられたのに、順番を乱して乗り込んで、この席をとったでしょ。私のためにという気持ちはよくわかるわ。
でも、ね。順番を乱して乗ったのは、してはいけないことをしたの。
してはいけないことをして、この席をとったの。だから、私は、その席に座ってはいけないの。
もちろん、あなただって、座る権利はないの。
私の言っていること、あなたなら、わかるでしょ」
それは、厳しくとがめるような重いものではなく、ごく普通の心やさしい語りかけでした。
「はい、わかった。もうしない」
男の子は、二度小さく頷きました。
すると初老の女性が母親へ言いました。
「お子さん、よくお分かりになったのですから、今日は掛けてあげてください」
しかし、母親は丁寧に言葉を返しました。
「ありがとうございます。でも、私が掛けますと、結果的には、この子のしたことを認めてしまうことになってしまいます。どうぞ、この子のためにも、お掛けくださいませんか」
初老の女性は男の子に、
「ごめんなさいね」
と声をかけて、席に腰をおろしました。
やがて、発車。
母親の右手は、電車の揺れから守ってやるようにして男の子の肩にかけられ、母親に耳もとで何かおもしろいことでもささやかれたのか、男の子は笑顔になって、母親を見上げていました。
(完)
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