「私の体験から」人はなぜ悩むのか④ 武藤清栄氏講演より
皆さん こんにちは! 不妊相談ひとすじ20年 宮崎市の漢方相談薬局・くすりの麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
今日は、研修で千葉に来ています。
宮崎と違って、関東は寒いです!!
今日も、私が師として学んだカウンセラーの一人、武藤清栄先生のお話「人はなぜ悩むのか 第4話」をご紹介させていただきます。
東京メンタルヘルス所長
武藤清栄さん
昭和26(1951)年、秋田県生まれ。国立公衆衛生院(現国立保健医療学院)衛星教育学科卒業(専攻は健康教育・メンタルヘルス)。精神科での心理療法担当を経て、60年、東京メンタルヘルス・アカデミー(現東京メンタルヘルス㈱)を設立。現在、東京メンタルヘルス所長、モラロジー研究所特任教授、関東心理相談員会会長、日本精神保健社会学副会長等多数。主な著書は『雑談力』(明日香出版)、『職場のメンタルヘルスQ&A』(日本法令)、『マンガでやさしくわかるメンタルヘルス』(日本能率協会マネジメントセンター)、他多数。
私の体験から
しかし、そういった悩みやストレスを軽減する対策をしても、トラウマ(精神的外傷、心理的な傷)をぬぐい去ることはなかなかできないことがあります。
トラウマは、その人にマイナス思考を起こさせ、悩みを生み出させる根本的な要因です。
私自身のことで言えば、少々汚い話で申し訳ありませんが、小学校1年生のときに教室で大便を漏らしたことがあり、友達にからかわれたりして、その後長く大きなトラウマとなりました。
これは、私にとっては非常に恥ずかしい体験で、もう60年近くも前のことですが、今でも隣の席の子がどんな顔をしたかを鮮明に覚えていますし、卒業後その子と1度も会っていないにもかかわらず、名前も忘れられません。
私はこの体験によって、同じことをまたやるのではないかという不安感から、神経症(不安障害)になりました。トイレに行くと、必ずこの体験が頭に浮かんでしまうのです。
テレビを見ていても、本を読んでいても、「トイレ」とか「漏らした」とかという言葉に過敏になりました。それが、情報を洩らしたという意味だったとしても、大便を漏らしたことを連想し、過去の恥ずかしい経験がよみがえってくるのです。
この話を笑い話として話せるようになったのは、24,5年前のことです。神経症とか不安とかを説明するのに、最もわかりやすい例だと思って、受講生に話したのが最初でした。わかりやすいと言って受講生がとても喜んでくれたからよく話すようになりましたが、これが私にとって、トラウマのセルフケア(自己療法)になりました。
自分にとって、とても人には話せないと思うほどの、恥ずかしくもつらい体験をあえて笑い飛ばして、人前でさらすことができれば、心の傷は癒されます。
一方、当時、私と同じように大便を漏らした子がもう1人いました。今でも名前を覚えていますが、私はその子を軽蔑していました。それ以前はただのクラス仲間でしたが、その一件があってから彼が大嫌いになりました。なぜなら、私自身が最も恥ずかしい思いをして、自分自身を大嫌いになったことを彼もやったからです。
これは「投影」と言われるもので、例えば自分は鼻が低いので嫌いだと思っている人は、どこの誰だかわからない人でも、鼻が低い人はみんな嫌いになってしまうのです。
よく「自分のことを好きになれない人が他人のことを好きになれるわけがない」と言われますが、これこそ「投影」です。他人の中に自分を投影して見ているのです。
特に、マイナス思考の人はどうしても相手に自分を投影してしまう傾向がありますが、これはいいことではありません。自分と同じマイナス思考の人を嫌うのではなく、「人のふり見てわがふり直せ」で、その人の姿から自分を知ることが大切です。それは、自分の心の健康を保つために必要になってきます。
≪この続きは、また明日・・・≫
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