竹熊先生の養生説法 ‐最終篇‐

先月より、小分けにして紹介しました熊本・菊池養生園 竹熊先生のお話の最終篇。
熱血漢の竹熊先生ももうすぐ70歳を迎えられるそうで、「もう私もそう長く皆さんの前でお話できないかもしれないので、しっかり聞いて欲しい。」と前置きされて、若い方の前に歩み寄られて「私の話は、あんた達にしっかり聞いてもらわないかんとばい!!」と言ってこんな話をされました。
黒板に妊婦さんのおなかと、その横に精子と卵子の絵を書かれて…
「皆さんもご存知の通り、この精子のDNAと卵子のDNAが合体、つまり受精して受精卵ができます。そしておっかさんの腹の中で十月十日(とつきとおか)細胞分裂を繰り返して細胞が60兆個になった時に、体重が3000g位になって赤ん坊がオギャーと産まれてきます。昔はこのDNAが何もキズついとらんやったけんそう問題は無かったばってん、あんた達の食べる物が命の無いものが多くなったけんキズの付いたDNA同士が合体して、もうおっかさんのおなかの中からいろんな奇形が始まってきよるとよ…。じいさん、ばあさんはもう今から遺伝子(DNA)を残す事は無かろうけん何食べてもよかばってん、今から遺伝子を残していくあんた達はキズの付いとらん遺伝子を子孫に残していかないかんとばい。分かっとるね!!」
と言って、正しい食の話をされました。
この正しい食の話についてはここでは書ききれませんので、興味のある方は私も1冊づつ持っている竹熊先生のお書きになられた本を紹介しますので一度じっくり読んでみてください。
・土からの養生読本(3冊セット3,000円、1冊は1,000円)
[1]土からの医療…クマさん先生の体験談が中心です
[2]鍬と聴診器…クマさん先生のコラムが中心です
[3]土からの教育…クマさん先生の養生説法です
・養生手帳…食事・環境問題について書いてあります
 (多分1,000円だったと思います)
・いのち一番、金は二の次…養生語録です(500円)
その他
・田舎一揆 ~病める大地に立って~(971円)
・いのち愛おし 画・文集(1,000円)
≪出版社は全て地湧社です≫
最後に竹熊先生の本の中にある私の一番好きなエッセイ『いのちと女性』、そして面白い、ユニークな川柳を幾つか紹介して終わります。
          いのちと女性
母なる大地。その大地・地球がいま刻々と生命力を失い、そこで育つ植物、それを食する動物も生命力を落としている。
医学も農業も人間のいのちのために存在したが、今日政治・経済のひずみにより本来の目的を見失いつつある。
教育は科学を進歩させた。科学は経済を発展させた。経済は政治を動かしている。政治は人間の権力欲を駆りたて地球を滅ぼす。
縮まる地球のいのち、果たして救えるであろうか。
今こそ、全世界の女性たちよ。いのちを育む母性本能をもって、この地球を子や孫たちのために守ってほしい。
クマさん先生の川柳(抜粋)
・つるは千年 亀は万年 豚はトンコロリン
・石油とコンクリート文化は死の文化 土の文化はいのちが宿る
・親と子 口のいやしさが遺伝する
・はや飯のううめしぐらい 食い癖なおしが病気なおし
・命のコツ しもた!と思たらもうおそか
・金もうけ ためたと思たら病気たい
・かあちゃんうちにはもう米がなかよあらそう米国屋さんに頼んでみるわ
・アンパン ジャムパン クリームパン 米がなくてもヘッチャラチャー
 正義の味方アンパンマン ライスマンはおらんとか!
・ブランド米とブレンド米 そらどこん国の米か?
 年寄りにはよか米とかまぜ米とか言うたがようわかる
・外国産 誰が食うかが問題たい 老人会にまかせとけー
・昔は食べもんの作り方 親から子 子から孫に教えたばい
 今じゃ食べもんの買い方ば 孫から親 親からジイ・ババに教えよる
・子は雑草 母は太陽 親父は水というとこか。時々蒸発もあるごたる
・男と女の根比べ 勝負はもともと決まっとる 長生きレースも勝ち目なし
・かあちゃんのお腹の中は宝物殿 子宝と言うじゃろう 
 その宝が食いもんで サビついてひん曲がる

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