メタボリックシンドローム

 ここ1~2年前からメタボリックシンドロームという言葉が医学界や一般のメディア上でも盛んに言われるようになり、皆さんも一度は耳にされていることと思います。
 メタボリックシンドロームは、過食や運動不足といった偏った生活習慣の結果として引き起こされる肥満が最大の原因と言われています。ここで、問題になるのは、主として腹部内臓の周囲に脂肪が蓄積する「内臓脂肪型肥満」です。内臓脂肪型肥満が続き、これに遺伝的な素因が加わると、血圧が上がることにより高血圧症を、そして血液中の脂肪が増加することにより高脂血症を、また糖分の多い飲み物や食べ物が続くことによって血糖が増加して糖尿病を引き起こしたりしますが、これらの病気がいくつか重なって出てくると、まさに複合型の生活習慣病という形になり、それぞれの症状は軽くても動脈硬化を引き起こす危険度は飛躍的に増大していきます。このような状態が、今話題になっている『メタボリックシンドローム』です。動脈硬化は進行すると心筋梗塞や脳梗塞といった致命的ともなりかねない重篤な病気を引き起こすことにもなります。
 病気は何でもそうですが、かかってしまってから治そうとするのは大変な努力を要します。しかし、病気にかかってから慌ててご相談にお見えになられる方が、残念ながら大半を占めています。特に生活習慣病は予防が大切です。肥満大敵、過食や飽食を慎み(食養生)、適度な運動を心がけて毎日を過ごしていきたいですね。

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