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インフルエンザは何故流行るのか?

公開日:2003年02月02日 カテゴリー:薬や病気の話

先日、知り合いの薬剤師の先生からこんなFAXをいただきました。
インフルエンザはなぜ流行るのか?
インフルエンザという病気があります。これは、インフルエンザ・ウイルスによって細胞の核の中にある遺伝子が破壊されるもので、重い風邪に似た症状が出てくることで知られています。
 この病気にかかると、誰もが安易にお医者さんに行き、注射を打ってもらい、薬を飲みます。その薬で治ると思ってのことでしょうが、残念ながら薬を飲んでもウイルスは死にません。なぜならウイルスは生き物ではないからです。また、物でもありません。その中間にある摩訶不思議な存在です。生物ではないので、薬で殺すことはできません。もしウイルスをやっつけるようなものを飲んだら、人間はとたんに死んでしまうでしょう。
 インフルエンザ・ウイルスは、体温が37度位のときにもっとも活動しますが、38度から39度になると、動かなくなります。ガラスの玉を壁にぶつけたような状態です。そのため、インフルエンザ・ウイルスが体の中に入ると、体はまず熱を出します。38度から40度の熱を出してウイルスの働きを止め、汗や尿として外に出そうとするのです。
ところが最近の人は、熱が出たとなると解熱剤を飲んでしまいます。せっかく体がウイルスの力を弱めようと頑張っていても、熱を下げてしまう。そのために、ウイルスがまた活動を始めるのです。「今年のインフルエンザは治りにくい」と毎年のように言われますが、治りにくくしているのは人間です。ウイルスが破壊されないまま人にどんどん移って、大流行するのです。最初にかかった人が玉子酒でも飲んで布団にもぐって寝汗をかき、ぐっと我慢してくれたらインフルエンザは流行しないかもしれません。
すぐお医者さんにかかり、薬を飲んでも熱が下がらなければ「あいつはやぶ医者だ」などと言いますが、やぶどころではありません。お医者さんに行って、薬を飲んで熱が下がらなければ、そのお医者さんは名医です。
 すぐ治すのが名医だと思われていますが、本当はすぐには治さないのが名医です。ですが、お医者さんも、自分がやぶ医者だと言われたくないがために、悪いことが分かっていても薬を出します。そして、熱が下がって病気が流行ることになるのです。
これはある本のコピーだったのですが、私がこの内容にとても興味を感じたのは、著者が奈良の春日大社の宮司さんだったという事でした。そして、よくよく経歴を見てみるとこれだけ病気の事にも詳しいはず…実は大阪大学の医学部を卒業されて、ご自身で病院を開業された経歴を持つお医者さんだったのです。
この本はもう3年前に出された本ですので、今年のインフルエンザについてはもう皆さんもご存知の「タミフル」「リレンザ」などの薬が登場して医療機関で抗生物質を処方される事が殆どなくなりましたが、昨年の冬までインフルエンザというと当り前のように抗生物質が出ていたのが、今考えてみると本当に不思議な様にも思えます。
ここで御紹介させていただきましたこの本についてもし興味をお持ちの方は、ぜひ買ってお読みになると面白いと思いますよ。(1冊1,200円)
本の題名:神道 感謝の心
著 者 :羽室 頼昭さん
出版社名:春秋社

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